母親の終活と断捨離

昨日他県に住む母親のもとへ私と小学校二年の息子とともに遊びに行きました。

母親は一か月前から私たちが来ることを楽しみにしておりまして、

会うなりとても喜んだ表情で出迎えてくれました。

 

そして三人そろってだいぶ前に亡くなった父親が眠る墓参りを終え、

午後から母が念願だった孫との動物園に来ました。

 

孫の手を引きあっちへこっちへ一緒に行こうとする母親に嬉しさとともに

その年老いた姿になんとも言えない気持ちが募りました。

 

そしてその途中でいきなり母が

「今終活を意識し始めていてまず断捨離から始めようと思っている。」と話し始めました。

いきなりの会話内容に正直驚いてしまいました。

 

そもそも母は終活を意識始めているかのような発言が多くなったのも事実です。

よく会話でも「お母さんが元気なうちに」だとか

「お母さんもこの先」といったキーワードが多くなってますし、

すでに定年は過ぎているものの職場の意向で継続依頼されている今の仕事も

先週無事大詰めの大仕事が終え、来週正式に退職届を出すつもりだとも言って

そういった中での「終活」と「断捨離」の言葉を含む会話が出てきたときに、

驚きとともにこれまでの自分の母に対する親不孝を悔やんでしまいました。

 

母曰く断捨離といってもまずは押し入れの中に長年眠り続けて

いまさら引き出すこともない衣類・雑貨などから始めているそうです。

要は誰が見ても明らかにいるいらないの判別がつく片付けから始めているそうです。

 

しかし母は説明を続け、

「正直この先生き続けてもそれほどの物欲がなくなったし、

衣食住の最低必要な限度のものさえあれば困ることもなくなった。

物があふれた生活は一見裕福なのかもしれないけどあの世には全く必要ないもの。

それより今は生き続けられるうちにたくさんの思い出を作りたい。

そのために今まで仕事が忙しくてできなかった趣味をしたいし、

行けもしなかった旅行に行きたいし、何より子や孫たちと楽しく過ごしたい」

と言います。

 

その言葉に感銘を受けたとともに、

終活とは決して終着点に向けて静かに終えていくものだと思ってましたが、

母は逆に思い出作りに奔走したいというポジティブなもので

母の説明を聞いてどこか応援したくなりました。

そしてできるかぎり母に会いたいとも思いました。

 

その中でこれだけは決して断捨離したくないものがあるとの事でしたが、

それは私たち三人兄弟の幼いころからのアルバムだそうです。

これだけはとても捨てられないとの事。

今こうして記事を書いているだけで涙があふれそうです。



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