「勿体無い」も過ぎたるは損です。

義父は元大工で今は引退しています。

義父は作業場を持っていてそこで木材の下ごしらいをしていました。

不要になった木材を立て掛けて残していたのが段々とエスカレートしていき、

ドア・サッシ・ロッカー・一枚板のカウンター・テーブル・

椅子・ペンキ・洗面台・便器・カーペット・網等々

ありとあらゆる物をため込みました。

 

作業する場所ないんじゃない?と言うほどです。

大工仕事は歳をとり体力的にきつくなり、いつの間にか引退しました。

物置と化した作業場の物は減ることは無くむしろ増えていきました。

 

或る日その土地が欲しいと不動産屋さんがやってきたのです。

税金ばかり払うと嘆いていた義父は渡りに船と作業場を手放す決心をしたのですが

物が多過ぎで処分費がかかる。

処分費を引くと土地の売り値は微々たるもの。

そこで調整区域に土地があるのでそこに木材を移すと義父は考えたのです。

木材は雨風に晒していると腐っていずれ土に還っていくのです。

 

主人は家業の大工は継がずコンピューター関係のサラリーマンになったのです。

家も実家から車で20分程離れている処に住んでいます。

毎日夜中近くに帰宅し、休みは週末だけです。

そこに週末は木材を移すから手伝えとの父からの連絡。

電話口で親子喧嘩です。

 

「そんなの不動産屋が紹介する業者に頼めばいいじゃない。

最後は業者に頼む事になるのだからガソリン代かけて行ったり来たりしても手間がかかるだけだから。

ジィジが好きでため込んだんでしょう?」

電話はブッと切れてもの別れです。

 

夫婦で相談して土曜に実家に行って木材の運搬を手伝いました。

義父が現役の時に使っていたトラックは処分してしまったので

義父のセレナで2回往復するだけでした。

冬の日差しは短くすぐ暗くなってしまい寒くて2回が限界でした。

 

翌日の日曜も手伝いに行ったのですが疲労も溜まって帰り際、

また義父と主人の喧嘩です。

手伝った私は風邪をひいて熱で寝込みました。

 

「いつか使えるだろう」、「勿体ない」、「まだ新しいのに」、

それが物を捨てずに置いておいたのだと思います。

でもそれも限度があって規格も変わり、劣化も進み、木材もカビだらけ。

量があると全体に目が行き届かなくなり埃だらけで忘れさられてしまうのです。

 

置いた時に無かったシミや汚れが浮き出ていてクリーニングするだけで大変です。

多分、まだ使えると思った時は新しく本当に使える状態だったのです。

それは物を大事にしなさいと幼い時からの教えなのだと思います。

 

私は3年使わなかったらもう使わないと思っています。

バック(安物です)を買ったら古いバックは1つ捨てています。

下着類も新しく買ったら古いのを捨てる。

そのルールを忘れてご飯のこびりつかないしゃもじを買ったら古い物が3つあり慌てて捨てました。

 

物を捨てる時に後ろめたい気になるのですが

元大工の義父が長年使っていた流しや便器とかを壊す時に水まわりの神様にお清めも意味なのでしょうか

塩と御酒をふるのでそれをマネています。

 

車を代える時や思い入れがあるものは塩と御酒で清めています。

それは感謝の意味なんだと思うのですが自分の気持ちにも作用するらしく何かがふっ切れます。

 

すったもんだして作業場を更地するのに200万円位かかりました。

最後は業者さんにやって貰いました。

時間がかかてしまい買い手はいなくなってしまい

更地になった作業場跡地には売地の看板が立っています。



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