私が断捨離に目覚めたきっかけは、
高校生の頃、引越しをしてきた友達の家に遊びに行った時からだと思います。
幼い頃から、ものに囲まれて育ってきたので、当たり前のように生活していました。
母がこの箱は綺麗だからいつか使えると言い、押入れの中にしまっていました。
子供心に母は、箱好きなのかなあ?と思うほど、
たくさんの空箱が押入れの中に大事にしまっていたことを覚えています。
私は、整理整頓は好きな方だったので、よく片付けをしていたのですが、
いつも片付いた気がしていませんでした。
そんな時、友達の家に遊びに行くと、
新築の家で、テーブルの上はスッキリ何も置いてない!
とても衝撃を受けました。
まだ断捨離という言葉も流行っていない時代だったので、初めて見た景色でした。
ものがない時代に生きてきた両親にとっては、
物を捨てることに対して、罪悪感があるらしく、なかなか先には進みませんでした。
まずは自分の持ち物を、全部出し
使えるもの、好きだったものを袋に分け粗大ゴミの日にいらないものを捨てることにしました。
それを見ていた母が、何を捨てるのかゴミ置場まで、見に行くこともしばしば…
時々喧嘩もしながら、ようやくスッキリとした自分の部屋を持つ事ができました。
捨てて困った事は、いまだにないので、自分のしたことに自信が持てました。
実家にはまだ沢山ものが溢れていますが、
私は結婚後、物には囲まれたくなかったので、
常に断捨離を意識して、スッキリを保てています。
スッキリすると、本当に必要なものだけで暮らせる事がわかり、無駄な買い物も無くなりました。
何か必要なものがあるときは、代用できるものがないか、よく考えて、買うようになるし、
節約できて、お金が貯まるようになってきた気がします。
ショッピングは好きですが、あえて買わない生活も、今では心地よくなりました。
次から次に新しいデザインの物が増えてきていますが、
自分の好きなものだけに囲まれている生活も、なかなか良いものですよ!
部屋数は少なくても、物がなくスッキリしていると、部屋も広く見えるし、
何より掃除があっという間に終えて、毎日充実しています。
最近は、心にも余裕ができてきて、心の中も断捨離ができてきているのかな?と思うほどです。
子供も私の真似をしてくれて、スッキリを持続させてくれています。
ただ主人は、物が捨てられない人なので、困っているのですが…
私のこれからの課題になりそうです。