元々は物を何でも貯め込む方でした。
お菓子の空箱、包装紙、リボン、着なくなった服も使わないおもちゃも全てとっていました。
流石に捨てるのはインクの無くなったボールペンや汚れの付いた箱等でした。
破れても服は捨てません。掃除に使用出来ると思いとっていました。
滅多に掃除もしないのでゴミは貯まる一方です。
服もずっと大切に置いていました。
気に入って着ていたが、着なくなり又数年後に着るようになった服もあったので、
これからももしかしたら着る事になるかもしれないと思うと捨てられずにいました。
一人暮らしをしても持って行く物は最低限の物で、実家にずっと置いています。
両親からは早く処分する様に言われていますが、
通知表も卒業文集ももしかしたらいつか子どもに見せる事があるかもしれないと思い、置いています。
そんな私がさっさと物を捨てたい、と思う様になったのは結婚し子どもが出来てからです。
子どもが出来、友達から沢山の服、おもちゃ、靴、子どもの生活用品を頂きました。
2LDKの家の一室はおもちゃ置き場になっています。
子どもは喜んでいますが、基本的に片付けて綺麗にしておきたい私はそれがストレスで貯まりません。
結局これらのおもちゃは私自身が使わないし、今後も使わないの私にとって不要な物なのです。
しかし、子どもが楽しく喜んで使っている物は当然処分出来ません。
又、頂いた事もあり有難く使用させてもらっています。
それから月日は経ち子どもは4歳になりました。
流石におもちゃによって使用しない物が出てきました。
私も頂いた物だしと、私よりも後に子どもを産んだ友達にサイズアウトした服も靴もベビーカーも全て譲りました。
すると今までに感じた事が無く位すっきりした気持ちになりました。
その気持ちと共に友達に大いに感謝された喜びが舞い込んできました。
そして到達したのは、無くなるって着持ちがいい!と言う事です。
それからは自分の不要な服を引っ張り出してきました。
まだ綺麗で着られそうな物は職場に持って行きました。
私よりも若いスタッフにいるならどうぞ、と言うと数人のスタッフが持って帰ってくれました。
そうすると、又気持がいい!と感じました。
その内、フリマアプリを発見しました。
そこでは不要な物の売買を行う事が出来ます。
早速不要な物をごっそり掲載するとアプリによって閲覧数や販売速度は違いますが、
定期的に物が売れる事が分かりました。
少しのお金ですが、お金も入ってきます。
しかも中にはかなり格安で売った物を購入した人が喜びと感謝の手紙を返信してくれました。
私の家にある物を誰かに譲ると言う行為は全国に広がりました。
きっとこの断捨離は不要な物をゴミ箱に捨てているのでは無く、
人に譲っているという感覚から、物を貯め込むタイプの私でも出来るようになったのだと思います。
捨てると言う形は違えど、自分の元から物が無くなるのは快感です。