私はなかなかの怠け者で、そして物をためこんでしまう癖がありました。
子供のころから木の棒やよくわからないカードなどを集めるのが好きで、
それでいて整理整頓が得意ではないので、それらは机の中でぐちゃぐちゃになっていました。
その癖はなかなか治らず、物をちゃんと扱えない自分を情けなく思っていました。
断捨離の「要らないものをはじめから持たない」という考え方は、
私にはだいぶ救われるところのあるものでした。
そういえば今まで自分の「欲しい」という感情と深く向き合ってこなかったですね。
それから私は身の回りのものを、そもそも要らないんじゃないか?という目で見つめなおすようになりました。
まず自分の周りの本の整理から始めることにしました。
私は読書好きで小説や漫画を多く持っていたのですが、
これらはわざわざ手元に置いておく必要はないかもしれません。
持っている本の中には、
①もう飽きているがなんとなく持っているもの
②何度も読んで愛着を持ってしまっているもの
③別の用途に使えるもの
などがありました。
まず①を捨てるのは決心すれば簡単でした。
②を処理するためには、その本が図書館やブックオフ、電子書籍などで
見ることが出来るかを調べる必要がありました。
それでも捨てられないものについては、いつか捨てるものだと意識しておくことで、
何日か経った後処分することが出来ました。
不思議なもので捨てる前はかなり悩んだはずの物のことを、今は思い出すことが出来ません。
③についてはその本の必要な個所をコピーしたりノートにまとめることで処分が可能になりました。
本の内容の要約のいい勉強になった気がしいます。
次に自分の集めたガラクタの処分です。
これらはほとんどのものはそれについて考えてみることで、
「あれ、何でこんなキーホルダーなんか大事に持ってるんだ?なんか恥ずかしい…」
といった気分になり、すんなり捨てることが出来ました。
残った古銭などの貴重なものは、しかるべきところに売りに出すことで、
価値を認めてもらいつつ、気持ちよく処分することが出来ました。
最後に年賀状などのもらい物については、少々冷たい気持ちになって対応しました。
どうせ相手はこれを捨ててるところなんて見てないんだから、という感じです。
それと合わせて今度この手紙の相手と直接会おう、ご飯を奢ろう、ということを考えることで、
気持ちのバランスをとっていました。
現在私の身の周りはだいぶきれいになりましたが、決してビシッとはしていません。
皆さんも決して無理せず楽にやってください。