夫婦間でもめごとがあり別居。
それでワンルームマンションに移ってきたわけですが、
当然のことながら、持ち物を少なくする必要がありました。
時間をかけて引っ越すのなら、じっくり選別することもできたのでしょうが、
もめている最中ですから、とりあえず必要なものだけ持って家を出ました。
最小限の家電とソファと趣味のオーディオセット、パソコン、クローゼット一杯分の衣料品。
まあ足りないものは、転居先で買い足せばいいと思いました。
足りないものというのは、食器とか鍋とかフライパンとか、そういう小物ですね。
この引っ越しでひとつ、わかったことがあります。
人間一人生きていくのに、そんなに物は必要ないということです。
買い足したものは本当にごくわずか。
世の中にはいろいろ便利なものがあふれていますが、
その大方はあったほうが確かに便利かもしれないけど、
無ければ無いで、とくに困らないなという代物です。
今までたくさんの品物に囲まれて生活してきましたが、新しい生活はシンプルそのもの。
最初は、あれもない、これもない、と混乱したことはありますが、今はこの単純さが逆に心地よくなっています。
物が減ると、生き方もシンプルになるみたいで、無駄なことは考えません。
変な虚栄心も、こだわりも無くなりました。
今あるもので十分と思えば、おのずと心は満たされていきます。
なんだか浮世離れしてきたんじゃないかと思わないでもありませんがね。
それと、こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、
別居する前に、自分の部屋の中の大掃除をして良かったなと思います。
どういうことかというと、夫婦のもめごとが起きる数か月前から、不穏な空気が家庭内に立ち込めていました。
自分は疑われているという直観。これは当たりましたね。
ですから早めに身辺整理をしていて良かったと思うのです。
人間誰でも叩けばほこりがでるものですが、
そのとき部屋から出てきたものの中には自分にとって不都合なものがいくつかありました。
あれを部屋に残したまま家を出ていたらと思うと、正直言ってひや汗が出てきます。
別居するのでしたら、その前に一度徹底的に大掃除をされることをおすすめしますね。
話を断捨離に戻しますが、今は人間関係もすっきり。
向こうの親や親戚とも付き合う必要がないので、わずらわしさが激減。
子供とはメールで連絡が取れるので、心配はいりません。
断捨離しようと思ってしたのではありませんが、人生いろいろありますね。