初めての断舎離

ある日、テレビを見ていると「断舎離」という聞き慣れない言葉を耳にしました。

どうやら、物を捨てると心もサッパリして意識も変化するらしい…ということが分かり、

「もしかして、やってみたら私自身も変わるかも」と直感で感じました。

 

その時の私は鬱の闘病中で、とても重苦しい氣持ちで日々を過ごしていました。

職場を休職することが出来て、納得のいく医師のもとで治療をしていて、

家族の支援があって、環境的には良かったのですが、だからといって心は直ぐに晴れません。

鬱病は、とにかく自分と向き合う苦しい日々が続きます。

そんな中、「断舎離」は、少しでも病氣を良くする1つの手段と感じられたのです。

 

一番やりたかったことは、洋服の整理です。

四季折々の服が押入れ全体の半分を占めていました。

買う服は、いわゆるファストファッション系が多く、高価な物は殆ど無かったのですが、

仕事で嫌な事があると1着、これを着たら氣分が良くなるかもと1着、…

というふうに次第に増えてゆき、何十着となっていました。

あるいは百着ぐらい、あったのかもしれません。

心が不安定だったために、洋服で着飾ることで氣を紛らわしたりして、依存していたのだと思います。

 

夫はファッションに無頓着で洋服の数がとても少ないのに、とても幸せそうに日々を過ごしています。

彼の様子を見ていて、洋服は幸福のバロメーターにはならないようだと感じていた矢先でした。

そして押入れを眺め、さすがにこれは、ちょっと多いなと思いました。

でも、どうやって、どこから処分していけばいいのでしょう。

手を付けかねていた、そんな時、たまたま「カラーコーディネーターがあなたに合う色を見つけてくれます」

という市の広報を見つけました。

合う色が見つかれば、服選びにも活かせると書いてあります。

しかも、市が主催だから料金も安い。

これだ!と思い、友人を誘って参加することにしました。

 

参加すると、今まで自分に合っていると思っていた色が全然違っていて驚きました。

私に合うのはクールな色で、春色のようなカラーは、かえって顔色を悪く見せるものでした。

帰ると、早速、服を整理し始めました。

大量に出た合わない色の洋服は、売れそうな物は買い取りショップへ、

売れなさそうな物はリサイクルショップへ持ち込みました。

リサイクルショップではお金になりませんが、まだ着られるので、捨ててしまうより良いと思いました。

服は、押入れの四分の一までに減り、とてもスッキリした氣分になりました。

 

断舎離して本当に良かったと思うと同時に、今まで合わない色を着ていた自分は、

もしかしたら生き方も、自分に合わない生き方だったのではないか?と感じてきました。

また、あまりにも多くの服を処分したことで、もったいないと強く感じ、

それから服を買う時は、たとえ安かったとしても、必要な物だけを慎重に選ぶようになりました。

それでも失敗して買ってしまうこともあります。

でも、あまり深く反省せずに、それはショップへ持ち込み、次はちゃんと選ぼうと言い聞かせるようにしています。

 

また、家にある物、たとえばキッチン雑貨や装飾品、年賀状なども見直したくなり、

断舎離を繰り返して、今ではずいぶん軽くなりました。

もう少しサッパリさせたいところですが、きっと断舎離は続けていくもの、

徐々に処分していけば良いと思っています。



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