3年前に他界した母の遺品を断捨離しようと思ったのはつい最近の事です。
心の中ではいつかやらなくては…とは思いつつも中々気が進まずにいました。
悲しみも癒え始めてやっと断捨離をしようと決意する事が出来ました。
今回は、思い切って写真数枚と母の形見として大事な物を一個だけ残し
後は処分すると決めて断捨離に取り掛かりました。
母が他界してからちゃんと中を見ていなかったタンスを開け要らない物を分けていたのですが、
色々な思い出がフラッシュバックしてしまい結局全て終わるのに3日間程掛かってしまいました。
私の幼少期に書いた母への感謝の気持ちを書いた手紙、
写真を大事に箱の中へ入れ取っておいてくれていました。
大人になってからは喧嘩ばかりで私の事もそんなに大事には思っていないものだと感じていましたので、
何とも言えない気持ちで涙が止まらなくなってしまいました。
小学生の時に家族で行った水族館、動物園の写真や入学式、卒業式などアルバム5冊分程あり、
懐かしさと母への感謝または、懺悔の気持ちでいっぱいになってしまいました。
また父との新婚当初の写真も出て来ました。
何だか恥ずかしい気持ちにもなりましたがいつも笑顔で父と写真を撮っていたところを見ると、
幸せだったんだろうなと感じる事も出来ました。
写真類を整理した後は、洋服ダンスを開け衣類の整理をしました。
おそらく母が若い頃に着ていたであろう派手な洋服が何着か出て来て笑いが出てきたり、
改めて母はピンク色が好きだったんだなと思いました。
他界する前に母が「ピンク色のお墓を建てたいな」と言っていたのを思い出します。
あとこれは捨てずに取っておく事にしたんですが、
母が結婚式の時に着ていた着物が大事そうにタンスの奥へ取ってありました。
私が学生の時に「困った事があればタンスの奥に着物があるからそれを売ってお金にしても良いからね。」
と言っていたのを思い出しました。
この着物は父と母の大事な記念日の着物ですし、
この先も手放す事無く母の形見として取っておこうと思います。
いくつか捨てるかどうしようか迷う物もありましたが、写真数枚と着物だけ残し後は全て処分しました。
今は私の妻と子供で実家に住んでいます。
これからは、空いた母のタンスの中に私達の思い出の物をしまっておこうと思います。
今回断捨離をしてみて色んな感情になる事が出来ました。
悲しみだけだけでなく感謝の気持ち尊敬など。
断捨離と言うと面倒なイメージもありますが、思い切って始めてみると色々な発見があるんだなと感じました。
思い出を整理する事によって改めてその大事さ貴重さを知る事も出来るのではないでしょうか。