結婚による新居への引っ越しに伴い、実家にある自分の不用品を処分することになりました。
本当はとっておきたい物はありましたし、母も私がいつでも実家に帰れるように
少しは物を残すことを薦めてくれました。
しかし、主人と生涯仲良くすると当時は決心していました。
なので夫婦間で何かあっても安易に実家に帰らないという決意もこめ、
自分の物は極力残さないこと、そして縁があって自分の手元にきた物に対して
感謝の気持ちを忘れずに捨てることにしました。
単にゴミ袋にそのまま入れるのではなく、本や置物は埃を払う、
服は最後の洗濯をしてアイロンがけをするようにしました。
さすがに書類は内容を読むのに没頭すると片付けが進まないため、そのまま破って捨てました。
特に使用頻度が高く、思い入れのあった物に対しては
「今までありがとう」とつぶやきながらゴミ袋に入れました。
中には、いつか読み返す或いは使いたくなる時がくるかもしれないという物もありましたが、
今まで使っていないのなら将来使うことも無いと割り切りました。
まだ綺麗な本や服は、ブックオフで売りました。
アイロンがけの効果があったのか、思ったより買い取ってもらえ、総額で一万五千円になりました。
いかに自分が不要なものを沢山買っていたか改めて思い知らされる金額でした。
新居では気持ちを新たにして、なるべく不要な物を買わないように心がけるようになりました。
欲しい服があってもすぐに買わず、一週間後にまだ気になるようだったら購入する、
用事も無いのに100円ショップへ行かない、
新しい靴は今履いている靴が駄目になってから買う、
自分の家に何があるか明確に把握するため毎日整理整頓する、
など本当にささいなことを習慣づけただけですが、スッキリと片付いた家で快適に過ごせております。
収納本を読み漁ったり、収納グッズを買い集めるなど特別なことは特にしておりません。
本当に気に入ったものだけに囲まれた生活というのは素晴らしいものです。
主人も私も仕事帰りに寄り道をしたり、不要な人付き合いをするよりも家の方が快適だと思えているので、
余分な支出も減りました。
引っ越し前の断捨離経験、そして断捨離でお別れした物たちのおかげで今の生活があると感謝しています。
この「ありがとう」の気持ちを今あるものに対しても、捨てるものに対しても持ち続けたいです。
次のステップとしては、将来生まれるかもしれない子どものために、
一部屋まるまるスペースが空くよう整理整頓及び物の取捨選択の徹底を目標としております。