ここ最近、耳にする言葉ではありますが、
断捨離という言葉の本当の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。
つまり、なんでもかんでもスパっと捨ててしまう事がイコール、
断捨離と思っている人が多いのではないかという事です。
また、芸能人などがテレビ等、メディアで断捨離をしたと言う言葉を発すると
まわりが過剰に反応したりして、本来の意味ではなく、言葉がひとり歩きをして、
流行語にも似た現象が起きているような気もします。
かくゆう私も最初はその他大勢の一人で最近、意味を知った所ではありますが。
まず、前提として断捨離とは、
必要のないものを断つ、捨てる、そしてそれら物への執着から離れるという事なのです。
つまり、物を捨てる事が断捨離ではなく、
その前に必要か不必要かを見極めるという作業が発生します。
その後に捨てるという流れになるのです。
捨てるという結果は同じでもそれまでの過程が大事だと思います。
捨てる事が断捨離であれば、誰でも毎日断捨離をしているという事になります。
もちろん、それはそれで問題ないですが、
やはり、言葉の意味を履き違えるという事は控えた方がいいのではと思っております。
つまり、断捨離とは本来、行なったとしても、
自分自身の事(問題)であり、その事をわざわざ他人に話したり、
ましてや公共の電波を使いメディアで公開するような情報ではないと考えます。
ただ、メディアでの公開はその人の意思というより、
メディア側の思惑が絡んでいるケースもあるとは思いますので、諸事情があるかとは思いますが。
いずれにしてもかなりプライベート話題なのではと思います。
自分の生活を見直す意味である程度のタイミングでは必要な行為かもしれませんが、
少なくとも頻繁に行なったり、その報告を他人にするような行為ではないと思います。
本来の意味が時代とともに変わってきたり、薄れたりはよくある事かもしれませんが、
本来の意味にはその言葉に込められた大事な思い、考えがあるはずですので、
たとえ、意味が変わってしまったとしても本来の言葉の意味は覚えておきたいものだと思います。