断捨離は、その字面が強烈なだけに、
「断捨離 = 捨てまくる」とう誤解が広がっていますが、
本来、断捨離とは、物への執着を、
「絶つ・捨てる・離れる」ことを提唱していて、
もともとは、断行・捨行・離行というヨガの哲学だそうです。
断捨離とは、捨てることや、持たないことが目的なのではなく、
何を持つかを見極めるために、物との関係を問い直して、
不要、不適、不快な物を手放していくプロセスなのです。
もう少し簡単に言えば、「今、自分の手元や周囲にあるものは、
本当に今の自分に必要な物なのか?」と考え、行動することです。
・持っていることを忘れていた物
・全く使っていない物
・もったいなくて手放せない物
・人からのもらい物で捨てられない物
断捨離はそれらのガラクタを捨てることで、身の回りの環境を整える方法です。
片付けのノウハウではありませんが、物を捨て、取捨選択することで、
いつの間にか住まいがスッキリして、綺麗になっています。
断捨離をすることで、「我が家ってこんなに広かったんだ~」と自分の家が好きになります。
また、多くの物を捨て始めると、内面的にも大きな変化が起きて、
心理的な「とらわれ」や、「こだわり」といったものが取れていきます。
すると、心と体がスッキリしてラクになり、滞っていた人生もスムーズに回り始めることでしょう。
身体には腹八分目が良いように、家の中も、物八分目にしていれば、
家が物で肥満で不健康になることはありません。