断捨離とは「勿体無い」の気持ちを棄てる事だと思いましょう。
言葉だけ見ると、何やら宗教的な小難しい雰囲気を受けますが、
自分の中や生活にinする要らない物を入って来ないように断つ!
生活の中で不要な物を捨てる(outする)!
物への執着から離れる!
から成り立つ意識の持ち方だそうです。
自分自身、物への執着が強く、集めてしまう癖があるので、上記の理屈を覚えたら頭の中がスッキリしました。
例えばなんですが、ついつい集めてしまう物として好きな特撮ヒーローの映像商品やフィギュアといった造形物……
もう情報誌なんか見ると毎月毎月新商品が発売されてアレも欲しい、コレも買いたい、と、なるんですが、
欲する気持ちを断つのに考えるんです
『買ったとして映像商品はかなり頻繁に見るのか?造形物は何の役に立つのか?』と。
すると、欲しい、買いたいで熱くなっている気持ちがスーッと冷えて
『買ったとしても映像は1回か2回見ればいいし、フィギュアなんか飾る以外に何の役にも立たない……
掃除が面倒になるだけだ。』と買わない方向に頭が動きます。
恐らくコレで入って来るモノを断つという気持ちになるんでしょう。
捨てるはどうか?コレについては今までに溜まった物を手放すという感じなので
文字どおりに捨てなくても良いのでしょう。
実際に要らなくて使い物にならない物を捨てる事も必要だとは思いますが、
集めたけれど読まなくなった単行本やDVD、フィギュアなんかは
今では手間暇を惜しまなければ中古ショップに売る事も、オークションなんかで売る事も出来ますし、
売れれば生活の足しになったり、貯蓄に回すなんて事も出来ます。
要らない物を手放す事で金銭的な余裕が出来れば手放す事も苦にはなりませんし、
身の周りに溢れている不要品が減る事でスペース的なゆとりも出来ますから一石何鳥になりますかね?
物への執着から離れる。
多分、コレが1番抽象的でわかりづらいんですが、逆に1番の気の持ちようの部分かな?とも思います。
生活に不要な物がinしない、要らない物をoutする。
コレが出来た時に意外に気持ちの整理が着いてしまい集めたりしようとは思わなくなるかも知れません。
ただ、集めてしまった物に対しての愛着や未練を捨て去るのはツラいですからコレが1番難しいとも言えますよね。
もっとわかり易く言えば、ゴミ捨て場から色々と拾ってきては溜め込む…
社会問題にもなるゴミ屋敷、アレは家主が自身でゴミを溜め込んで周囲との間に壁を作り出しているワケですが、
TV番組の企画等で清掃業者が入り何時間も掛けて綺麗にすると、
自ら溜め込んだお荷物から解放された家主は割と簡単に改心し、
身軽で快適になった生活と共に爽やかな笑顔を見せたりする事もありますよね。
ソレこそが断捨離の効果なんじゃないでしょうか?
自分が快適でいる為の生活環境が、当初は快適でいる為に手に入れた物がいつしか不要品となり、
快適さはやがて圧迫されて知らず知らずに心身のバランスを崩してしまう
という害を解消する為の行為と気の持ちようだと思います。
やってみたら清々しい気分になりますよ。