断捨離とは、ヨガの行にある、
不要な物が入ってくることを絶つ断行、
不要な物を捨てる捨行、
物への執着から離れる離行の考え方を取り入れて、
自分の生活を縛っている物や思い込みからの解放を実現し、
ゆとりある生活を可能にするものです。
断捨離実践方法で大切なのは、今必要かどうか、
自分にとって必要かどうかという二つの基準です。
今は使っていないけれど将来必要になるかもと思うのは未来への不安があるからと考え、
過去の思い出は物と同一ではないと気付くようにします。
また、人目を気にしたり人の思惑にとらわれて捨てられなかったものからは、
自分のコンプレックスも見えてくるものです。
断捨離を実践する時には、この基準に従って、
まず、身の回りの物を取っておくもの、捨てるもの、どちらでもないものの三つに分けます。
さらに、どちらでもないものを再仕分けして半分に減らします。
その後、数日置いてからもう一度再仕分けして、
不要なものは売ったりリサイクルしたりし、残った不用品は廃棄します。
次に大事なのは、この状態を保持することです。
ひとつ買ったらひとつは捨てることをルールにし、
物を購入する時には本当に必要かどうか、
今と自分の二つの基準に沿って考えて決めます。
すぐに買わずに一日置いてから購入するのも効果的な方法です。
さらに、物には自分なりの有効期限を定めるという方法もあります。
ついためてしまいがちな書類などは、何カ月たったら捨てるなど、
あらかじめ決めておけば整理しやすいものです。
断捨離は、単なる整理法ではなく、自分の生活や考え方を見直すチャンスでもあります。