「物を捨ててスッキリしたい」と思ったときが断捨離時となりますが、
まず、作業に取り掛かる前に、
あらかじめ自分ができる範囲の時間と場所を決めておきます。
片付けは丸一日やろうと思うとうまくいかないことが多いですから、
10分だけ時間の余裕がある時は、10分でできる範囲、
たとえば、引き出し一つだけという範囲を決めてから作業しましょう。
次に実作業です。
収納スペースの中にあるものを出していく前に、まず物を出すための場所を確保します。
元から出ていた物と、中から出した物が一緒に混じってしまうと、わかりににくくなってしまいます。
また、十分なスペースを用意しておかないと、後からやる作業の効率が非常に悪くなってしまいます。
収納スペースの中の物を全て出し終えたら、
ついでですから、空っぽになった収納スペースを掃除してしまいましょう。
片付けがおろそかになってしまわないよう、この掃除作業は軽くでもいいです。
片付けができない人というのは、だらしがないのではなく、
むしろ、真面目で完璧主義な場合が多いです。
少しでも部屋の生理整頓ができていないと、自分を責めてしまい、
それがプレッシャーになり、返って片付けに手が付けられなくなります。
「やるなら徹底的に綺麗にしたい」と理想が高いのも、
なかなか最初の一歩に手を付けられない原因になっているのです。
「まぁいいか。少しぐらい乱雑でも」と緩く考えられるようになれば、
気がついたところをちょこっとだけ片付けてみよう、という気分になれることも多いです。
普段から断捨離を
特に、毎日のように溜まっていく新聞などの紙モノは、
生活感が出やすく、スッキリ感を邪魔する原因になります。
チラシやDMなど、今すぐ読めないときは、とりあえず置いておくスペースがあるでしょうが、
そのスペースに次の媒体が来る前に処理するというルールを決めましょう。
そして、一時置き場の近くにゴミ箱を用意して、不要な物からバンバンと捨てていきましょう。
また、新聞や雑誌など、ある程度の期間は置いておきたい物もあります。
そうした物も、ある一定のスペースを設け、そのスペースに入りきらなかった時が捨てる時。
と自動的に判断できるようにしましょう。
つい後回しにしてしまうのが、物が溜まる大きな原因です。
捨てる手間をかけないことがポイントとなります。