断捨離前に不安になることといえば、
やった後に手放したことを後悔するのではないか、
ということですよね。
私の経験上、断捨離を終えてからは、後で困ったということはなかったです。
断捨離が完了して既に5年以上経過していますが、
あれを捨てなければ良かった、売らなければよかったというものは何一つないです。
物事には何においても8:2の法則があてはまることが多いという話を聞いたことはないでしょうか。
断捨離関係や片付けに部類される本でもよく言われていることで、
毎日の生活のなかで使っているものは、あらゆる所持品の中でもせいぜい2割程度しかないと言われています。
つまり残りの8割は余分なものとも言い換えられます。
それなのに、使わない80%もの物量があることは、
何かしらのストックがなければ不安という気持ちによるものだとも言えますよね。
この法則の通り私は、一回も後悔したことがないです。
おびただしい量の衣類、家電品、贈答品、雑貨類、ホビー類を売ったり捨てたりしてきましたが、
それでも困らないです。
予備がなければ不安になるという余分な心配すらも一緒に断捨離できたのも「断捨離」の効果だからです。
捨てるということは実はけっこうな労力がいるものです。
いくら使っていないものでも、まだこれは使えるよね、だとか
せっかくもらったものなのに何だか悪いなとか、
今後使う機会がやってくるかもしれない
という心苦しさだとかが常につきまとう作業が断捨離だからです。
だけど、その気持ちさえも乗り越えて作業しなければ断捨離は終了させることができません。
一つ一つの物に向き合い、捨てるのか取っておくのか判断しながら、
その上でその物と縁を切ることを決めたということは、
捨てることの心苦しさの感情も一緒に切り離しているので、
だからこそ後で困るという事態にはならないのだろうと振り返ってみて感じています。
捨てることで余分な感情も一緒に流せるので、ストックがないと不安ということへの気持ちもなくなりました。
既に言った通り8対2の法則で人は生活していることが多いので、
実際のところ今思っている不安な気持ちはそれこそが杞憂だと断言できます。
断捨離をしても、人が生きている限りは毎日使わない物や着ない衣類も
生活していく限り出てくるものだからです。
だから断捨離後は、ストックがないと不安とは逆で、むしろまだまだ捨てるものがあるな、
という気持ちとの向きあいになります。
物が溜まっていることで、空間に隙間がなくなりいつまでも不用品が滞っていれば、
新しい物が入ってくる余裕もないものです。
物が入る隙がないと、気持ちの余裕のなさも一緒に倍増されて、
考える力さえも奪われることもあるくらいです。
不安な気持ちが結局、物の量に表れているからです。
住まいにも余裕というものは必要で、なくなった時に初めてその都度購入すればいいだけで、
必要以上に常備しておくことはしなくても大丈夫なものです。
ストック品が溢れることでの弊害は、空間と気持ちに余裕がなくなるとかだけでなく、
例えば重みで棚が沈むこともあります。
使っていない状態で長い期間保管していれば
洗剤も衣類も食器も雑貨もカビが生えて物が悪化することもあります。
埃が積もって病気になることもあります。
だから、家という住居空間に余白を作ることは大事だと断言できます。
上記はすべて私の経験談なので、物を捨てられない方への助言となっていれば幸いです。