生前整理という言葉。
いつまでも若いつもりでいたので、
考えたことがなかったのですが、
残されたものの事を考えると、
余計なことで迷惑をかけたくないので
これは自身の責任において考えなくてはいけません。
人生なんてどうなるか分からないので、本当は若い若くないも関係ないのですが。
いつかは迎える人生最後のときを思いながら、
自分の荷物を整理していると、必要なもの不必要なもの、
今まで自分が執着していた、必要だと思っていたけれど
実は全然必要でなかったものが見えてきます。
それは今流行の断捨離に似ています。
物質は結局この世のものだけのもの。
あの世に何も持ってはいけないのだなと考えると、今本当に必要なもの、
それだけで十分なのだなと思います。
自分の荷物を整理して捨てることは、本人にとってもとてもエネルギーがいる作業です。
ただ本当に捨てるだけなら簡単なんかもしれませんが、
まだ使えるものは必要な人のもとで使ってもらえたらうれしいですし、
再利用できるもの、リサイクルできるものを分けたり、粗大ゴミは別途処理を手配しないといけません。
お金も時間もかかりますし、これは必要?不必要?と自分自身と向かい合わないといけません。
大変な作業です。
これを家族にやらせるのは忍びない。
生前整理をしていると、同時に今にフォーカスできます。
物だけでなく、今のライフスタイルについて、自分は自分にとって必要なことをちゃんとしているか、
もしも明日そのときが来ても後悔しないか、など、
今の自分を点検するよいチャンスなのかもしれません。