私は「心の断捨離」も時には必要だと思っています。
「思い切って断ち切ること」は簡単ではありませんが、
そうすることで「新たな何か」が見つかることはあると思うからです。
「心の断捨離」といっても私の場合には私の両親と妻の関係が悪化し、
私の両親と妻が絶縁状態になったのです。
私の両親は80歳代でもあり、古い考えの持ち主です。
私も妻と結婚して間もない新婚時代は「こうあるべき、こうすべき」という考えが強く、
せっかちな性格であったため妻に対しては
「ああしろ、こうしろ。あれをやれ。これをやれ」と言い、
精神的にとても疲れさせてしまったのだろうと思います。
その点では反省をし、自分なりに改善に努力して妻との関係は良好ですが、
妻が流産をした時に私の母が「○○○が可哀想だと思ってさ」という言葉を口にしてしまったことでも
一時、私の両親と妻は距離を置いていました。
そんなこともありながらも、つい最近まで私の両親と妻との関係も比較的良い状態が続いていましたが
再度、私の両親との対立が生まれました。
今度は妻だけでなく私も両親に対して「もう、うんざりだ」と思うところがあり、
「親には恩もあり、産んで育ててもらった感謝の思いもあるけれども
私たちとは別の考えの持ち主であり、両親の考えが変わらないのであれば絶縁するしかない」
と思ったのです。
妻は7年前に乳がんに罹患したこともあり、
私も精神的なストレスを感じたりすると動悸がしたりということがあり、
「心の断捨離」をすることは必要だと感じています。
この絶縁状態がずっと続くのか、何年間か過ぎれば時間が解決をしてくれるのか分かりませんが
「距離をおくこと」も時には必要なんだと思います。
「心の断捨離をすること」はものを断捨離するよりも難しく、やっかいな面もありますが、
一度思い切ってしまうと心は自由に軽くなります。
「何かを捨てれば、何かを得られる」そう思うのです。
心の断捨離ですっきりとした部分に新しい何が入ってくるのかは分かりませんが
好きな音楽を聴いたり、好きな本を読んだりして時間を過ごすことで、
きっと何かが心の中に得られるように思うのです。
自分に合ったストレス解消法をしながら、
自分らしいリラックスできるお気に入りの時間を過ごすことも大切だと思います。
人は誰でも「大きな心の断捨離」か「小さな心の断捨離」かは別としても、
必ず心の断捨離を繰り返しながら生活を送っているのだろうと思います。
「まぁ、いいか」と考えたり、自然に忘れたりすることも心の断捨離になっているのではないかと思います。